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大隅アートライブ展アーティスト ー 宮内裕賀 ー

宮内裕賀(イカのインスタレーション)鹿児島市(大崎町出身)

■ 肩書き・氏名 イカ画家 宮内裕賀
■ タイトル [イカ古墳]
■ コンセプト 横瀬古墳は、海に近く、当時の人々はイカも食していたのではないかと考える。

日本の主食になった米を作る水田と日本で最も消費されてきた海産物であるイカをイカ墨で描き、古墳時代から現代の命をつなぐ食の尊さと自然の素晴らしさを表現する。

横瀬古墳には、海に関する豪族権力者が埋葬されているはず。

当時の古墳は現在より海岸が近かった。空中に巨大な水イカが降臨、それは生の中に死を持っているイカ。天から降り注ぐイカとイカ墨。神話の時代。海から来た女神は出産時にイカにもどる。

まわりの水田の水はイカの青い血液だった。水面は空が反射し青くグラデーションになる。

荒々しい自然から美や生を人間のところまでもたらしてくれる神。

生きるための食を支える稲と、スルメ。イカは自身を食べさせて人間の生を支配していた。人々はイカに生かされていた。日本語のイカの語源を辿れば食べ物そのものを意味している。イカのイは語声強調の接頭語、カは食(ケ)が訛ったもの。

イカは、焼く煮る干す刺身、すべての調理法が叶う。主な栄養素はタウリン。旨味のイノシン酸が含まれていないのに旨味がある。遊離アミノ酸のグリシン、アラニン、プロリン。美味しく感じるようにつくられている。円柱形の内と外、生き物はすべて円柱形。イカは透明。生と死がみえる。生も死も美しい。すべてがひとつですべての人の心に宿っている。古墳時代にイカを食して生きてきた人々の子孫が私達。私達はイカ。

古墳時代に海が思考してつくった土地に古墳がつくられた。石室は波が侵食してできた。または海が運んだ石を人工的に組んでつくった。イカの水槽。文字は伝わっていない時代だけど壁に記号や絵がイカ墨で描かれている。棺は木舟でできている。埋葬者のうえにイカが幽体離脱する。一緒に埋葬された装飾品はイカモチーフ。スルメ、イカの眼の水晶体、勾玉、イカの卵の植え付けられた植物。イカの過去現在未来はすべて同時に存在する宇宙のいま。

横瀬古墳はイカ画家がイカを描くきっかけになったイカを釣ってきてくれた近所のおじさんと幼少の頃から遊びに来ていた場所です。イカ画家が頻繁に作品のモチーフにしている田園風景は横瀬古墳周辺の田んぼをモデルにしています。

これまで自分の絵に描いてきた大事な場所でイカの作品を展示することが叶い幸せに思います。

古墳は故人を弔う構造物という意識がありアートを展示することに畏れ多さと不安を感じることもありました。しかし、研究者の方に古墳はセレモニーのためのモニュメントであり多くのひとにきてもらうことに意味があるというお言葉をいただき、自分の感じてきたイカと横瀬古墳のアートを制作すること決めました。

横瀬古墳は素晴らしい美しい前方後円墳です。実際にお越しいただき体感してもらいたいです。そして古墳時代から現代までの自然と人間の営みに想いを馳せていただけたら嬉しいです。

今回の作品のコンセプトは史実とは異なる、イカ画家の妄想です。

宮内裕賀宮内裕賀
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