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大隅アートライブ展アーティスト ー 橋口博幸 ー

橋口博幸(竹によるインスタレーション)鹿児島市

■ 肩書き・氏名 造形作家(愛竹家) 橋口博幸
■ タイトル [川上「竹」中学校]
■ コンセプト 大隅半島の真ん中、肝付町川上地区に位置する川上中学校。校舎は国の登録有形文化財に指定され、「校舎」を一目見ようと観光客の訪れる場となっています。休校扱いのため、校舎内は未だに「最後の日」のまま残されています。教室も職員室も廊下も下駄箱も……。今にも子どもたちの声が聞こえてきそうですが、ひっそりと静まりかえりどこか寂しい雰囲気です。
センダンの木はおよそ半世紀前に植樹されたもので、最初は苗木だったものが大きく育ったようです。今では3m近くなった「木の股」はかつて、地際にあり子どもたちは跨いで遊んでいたとか。校舎の端に植えられ、子どもたちと校舎を眺めながら共に成長した木です。このセンダンの木とともに、元気に学ぶ子どもたちの姿を想起しながら「校舎を眺める場」を竹で制作しました。
竹の構造物の中に入ると、川上中学校創立50周年の記念誌に掲載された、昭和25年から平成15年までの卒業生写真が透明なシートに印刷され飾られています。国に指定された立派な建物としてではなく、大勢の子どもたちの学び舎として校舎を眺めていただけたら、と思いました。
木の股には卵形のような竹のオブジェがありますが、ちょうど大人が一人入れるくらいのサイズになっています。子どもたちが中学校という場で孵化し、大きく羽ばたいていったイメージから、「木に育まれる卵」をイメージしています。
学校のすぐ脇には川上神社があり、校庭は毎週末グランドゴルフをする人たちで賑わいます。地元の方々にとってとても大事な場所です。学校という場は何かしら、活用してこそ生きる場所だと思います。
(唐突なようですが)竹も同様です。毎年生えてきて、すごいスピードで生長し、生活の様々な場面に活用されてきた有益な自然素材。生活圏のすぐそばに意図的に植えられ、その生息域を拡大してきました。少し前まで生活用具の多くが竹でつくられていましたが、それは徹底活用する知恵を人々が持っていたからに他なりません。自然は知恵がなければ扱えない。この大自然に囲まれた肝付町での滞在はそのことを痛切に教えてくれました。
身近な素材である竹を用いた竹の空間が、今一度、在りし日の中学校を想起させる装置となってくれたら幸いです。
橋口博幸橋口博幸
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